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すげの里へ行ってみよう

さとしさんの体験をもとにした記事です。

静かな山間にある「すげの里」



豊田市駅の周辺から車で走ること約50分。新盛町にある「すげの里」をご存知ですか?
ここではどなたでも気軽に里山くらしの体験ができます。

わたしは、ここ新盛町で里山再生の活動をしています。
すげの里はわたしたちの強い願いがこめられているところなんですよ。

新盛町の山や田んぼは、むかしはきちんと手入れされていたんです。でも、高度成長期に当時の若者がどんどん街に出ていって手入れをしなくなり、山や田んぼはどんどん荒れていってしまいました。平成18年には、耕作放棄された田んぼは8割となっていました。


これではいけない。自分たちが荒らしてしまった、むかしながらの美しい里山を再生して、こどもや孫の代まで引き継ぎたい。
そんな思いを持った地域に住む有志が、里山を手入れすることから活動を始めました。

里山再生はわたしたちだけでは難しいので、街の人の力を借りて事業をしたいと思っていました。当時の市長さんが同じ思いでわたしたちの活動を見ていてくださっていました。市の助けを借りることができ、この活動は共働事業となりました。


平成23年、活動のひとつの拠点として「豊田市里山くらし体験館ーすげの里ー」がオープンしました。
以来、そば打ち体験、石釜や炭焼きの講座、山遊びなど、いろいろな里山くらしをたくさんの方々にここで体験していただいています。


名前の由来は…


この集落は明治の半ばまで「菅田和村(すげだわむら))」という村でした。
菅(スゲ)はススキに似た植物で、この辺りにいっぱいあるんです。
(カヤツリソウ科のスゲ)
菅田和村は、明治時代の合併で新盛町となりました。
「すげの里」は一般公募で決まったものです。


むかしの田舎のお家です


建物のイメージは、むかしの田舎の古民家。畑や田んぼの作業をしていて休憩をしたりこどもが遊べるよう、気軽に立ち寄れるような感じにしたいと思っていました。そして、自然エネルギーを使って維持していく。
イメージしたものはずいぶん取り入れてもらいました。


建物は国産の木で


もともとは全て地元産の木で作る予定でしたが無理でした。
建物の柱には、下から2mあがったところで、直径30cm以上で、かつ7mの長さのヒノキが4本欲しかったんです。
でも曲がっていたり、スギはあってもヒノキがなかなか見つからなかった。
全て地元産は無理でしたが、全て国産の木材です。


エコ!薪ボイラー


薪ボイラーからの熱を、お風呂のお湯と建物の床暖房に使っています。
薪は二酸化炭素を余分に出さないんです。もともと二酸化炭素を吸収しているから燃やしてもそれ以上は出さない。
薪以外でも、燃える自然に還るものなら入れてもよいことにしています。
貯水槽の中には350リットルのお湯が入っています。
床暖房は、ここで温まった不凍液を循環させ、パネルが温まり、床が温まるしくみです。部屋は冬でも座布団なしでもぽかぽかしていて、薄着でいられますよ。
お風呂のお湯は柔らかいので温泉みたいと言われますね。


薪は周囲の間伐材です。
スギやヒノキなどの針葉樹は油が多いです。完全に乾いていなくても使えるんですよ。
木によって燃える時間の長さが違います。重くて固い木の方が火が長く燃えます。
香りも違います。桜の薪はとてもいい香りですよ。


太陽光発電パネル


自然エネルギーを使って維持するということで、太陽光発電パネルを置いています。
谷間ですから敷地内で日照時間が一番長い場所に設置しました。屋根に乗せるとなると向きがよくなかった。
発電量は、おととしまでは、使用量に対して100%を超えていましたが最近は100%を切ってしまいました。すげの里を使う人が多くなり、電気の使用量が増えてこのような結果になってしまいました(笑)。


地中熱を利用しています


建物の下に空間がないんです。床板の下は床暖房のパネルがあって、その下は空間なしでそのままコンクリートの基礎。床上に地中熱が直接伝わるつくりです。
地中熱は年間を通じて15℃前後と安定した熱があります。
冬場は気温が低いので地中熱をもらう。冬でもストーブがなくても床は冷たくない。
夏場は外の空間のほうが暖かいので地中熱に冷やしてもらう。夏でも床はひやっとしている。
おとなもこどももごろんと寝転がって気持ちいいといいますよ。


快適!薪ストーブ


建物に入ってすぐ目に入る薪ストーブはノルウェー製のものです。日本とは歴史が違うので性能が違いますよね。
ストーブの周りは陽だまりのあたたかさです。柔らかい暖かさですよね。
ストーブの外側は300度まで温度が上がり、これ以上は熱くなりません。ピザが焼ける温度ですね。

都会で薪ストーブを使う方が増えていますが、煙でクレームが多いみたいですね。よくうらやましがられますよ。やりかたを知らないとうまく燃えないんですよ。下から空気を入れると火が強くなります。風を送るわけではなく、煙突の吸い込む力を利用するんです。


煙突はステンレスで二重構造になっています。広葉樹の薪を燃やします。油が多い針葉樹はすすやタールがつきやすいので。
ストーブがついているところを見たい人は多いですね。12月~3月くらいまでつけていますよ。
ストーブを消しても壁や木が熱を持っていますので、すぐには冷えず暖かいです。


ほっこり!囲炉裏


1階の和室(談話室)に囲炉裏があります。
料理に使うことはなく、炭を入れてやかんをかけるくらいで使っています。お茶の葉を持ってこればお茶も飲めます。


 

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